prefix+d — リージョンを回収(ウィンドウを最小化)
prefix+d — 選択中リージョンを回収し、ウィンドウを最小化
prefix+d は選択中の region のタイルを回収し、そのウィンドウをタスクバーへ最小化します。prefix+x と違い、ウィンドウを閉じません——アプリは動き続け、ウィンドウはいつでも復元できます。
デフォルト chord:
d· 設定項目:collapse_region· 「設定 → ホットキー → 領域操作」で変更
このキーが存在する理由
prefix+d は「一時的に切って開き、使い終わったら回収する」というワークフローのために設計されています:
- レイアウトは既に整っていて、ちょっとアプリを開いて確認したい——
prefix+cで region を切り、空いた子区にそのアプリを置く。既に配置済みのアプリは乱さない。 - 見終わったらその一時タイルを回収し、スペースを兄弟 region に返したい——でもそのアプリには触れたくない(後で使うブラウザやターミナルかもしれない)。
- ここで
prefix+xは不適切——xはclose_windowで、ウィンドウを実際に閉じるため、「保存しますか?」が出たりデータを失う恐れがある。 prefix+dなら、ウィンドウを最小化するだけ(アプリは生存)で、子区を兄弟 region に合併し、レイアウトを split 前の形に戻す。binding を再発動すれば MRU 経由でウィンドウを再発見して復元——使い終わったら片付ける、巻き添えゼロ。
一言で:
prefix+cで一時ウィンドウを開き、prefix+dで片付ける。本当に閉じたいときだけprefix+x。
発動の流れ
1. (任意)prefix+q N で region を選択。選ばない場合はデフォルトで region 0
2. prefix+d で当該 region の現在のウィンドウが最小化される(SW_MINIMIZE)
一発で:
prefix+q→d→数字でその region を選択して本操作を即実行(prefix+q 参照)。
最小化のセマンティクス
Win32 の SW_MINIMIZE 表示コマンドを使います:
- ウィンドウは生き続ける: タスクバーに収まり、アプリは動作し続け、何も閉じられない。
- 拒否されない:
WM_CLOSEのような「保存しますか?」のハンドシェイクがなく、最小化は常に成功し、未保存データを失う危険がない。 - いつでも復元可能: タスクバーのボタンをクリックして復元、または binding を再発動(下記参照)。
回収後に何が起きるか
- 当該 region の一時フルスクリーンマークがクリアされる。
- タイルは直ちにレイアウトから除去される。
- その region が split で生成されたものなら、回収される——兄弟 region が広がってスペースを取り戻す。
- エンジンは消えたタイルに次のウィンドウを自動配置しない。
- ウィンドウを戻すには: タスクバーでクリックして復元する。または binding(
prefix+ そのキー)を再発動する——エンジンが MRU 経由でウィンドウを再発見し、元の位置に復元して配置し直す。prefix+rはレイアウト全体を配置し直す(同様に復元される)。prefix+fはそのアプリの次のウィンドウを繰り上げる。
prefix+x(閉じる)との違い
prefix+d と prefix+x はどちらも region のタイルを除去し、split の子 region を回収します。違いはウィンドウに対して何をするかです:
prefix+d collapse_region |
prefix+x close_window |
|
|---|---|---|
| Win32 アクション | SW_MINIMIZE |
WM_CLOSE |
| ウィンドウの行方 | 最小化、生存したまま | 閉じる(アプリが決定) |
| 「保存しますか?」/ アプリが拒否可能 | いいえ | はい |
| データ消失リスク | なし | あり得る(未保存ドキュメント) |
| 取り消し可能 | 可——タスクバーで復元 / 再発動 | アンドゥなし |
| region タイルの除去 | はい | はい |
| split 子 region の回収 | はい | はい |
目安: 「いったん片付けて後で戻したい」なら
prefix+d、本当に「閉じたい」ならprefix+x。
拒否条件
| 状況 | 動作 |
|---|---|
| 現在使用可能なレイアウトがない | サイレント |
| selected_region に対応する位置にウィンドウがない | サイレント; 同時に当該 region の stale なフルスクリーンマークをクリア |
| ウィンドウが既に死んでいる | サイレント |
間違った region を回収してしまったら
何も破壊されていません——回収は非破壊的です。
- ウィンドウは消えていません: タスクバーで見つけてクリックすれば復元できます。
- または binding を再発動して、配置し直して復元します。
prefix+xと違い、アプリのクローズフローも「保存しますか?」ダイアログも気にする必要はありません。